| きぬ絵の工程 |

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木枠に絵絹を張る のりで張った後、防水のために布ガムテープを貼ります。
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湯引き 油分、糊分などを取るため湯引きをします。
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どうさ引き にじみ止めのため礬砂(どうさ)を引きます。
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下図を作る 描きためたスケッチを元に下図を作ります。 作品完成後、裏打ちにより絹の縦方向が縮むため、あらかじめ下図の比率を縦長に変えておきます。
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5 |
下図を絹の下に置き、墨で写す。(骨描き) 絹に描く良さが生きるのがこの段階です。半透明の絵絹の下に下図を置いて写せるため、筆に勢いが出て活き活きとした線を描くことができます。
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6 |
墨で調子をつける モノクロ写真のように墨で濃淡をつけておくと、着色のとき落ち着きのある自然な色合いになります。ただし濃淡をつけすぎるとスーパーリアルなイラストのようになってしまうことも・・。 |
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7 |
ぼかしで色を入れる(バック、人物のほおなど) 絵全体に絵の具を入れる地塗りの前の方が、ぼかし塗りが美しく仕上がります。頬の朱味やバックの薄緑など色によるぼかしを入れておきます。
※絹でぼかしぬりする場合は、まず水をきりの良い輪郭線まで引き、濡れているうちに水干絵の具を置き、隈取筆や空刷毛でぼかします。 |
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8 |
地塗り 絵全体に絵の具を引きます。仕上がりの統一感を考慮して色を決めますが、美人画の場合は顔の色にも影響するため、私の場合は黄土淡口(水干絵の具)をベースに少量の肌色や黄黄土、金を混ぜた色を薄めに溶いて塗ります。
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9 |
バックを描く バック全体に色を入れたり、図柄に着色したりします。 人物との距離感をだすため、人物の周りはぼかします。
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胡粉を溶き、顔や手などに塗る 時間をかけて丁寧に溶いた胡粉はうすぬりを重ねると、磁器の肌のように輝きます。透明なので1度ではきれいにぬれないので、表・裏・表・・と数回に分けて乾くのを待ちながらぬります。(1回目にぬる時、鼻や額部分をより白くするなど、ぼかしぬりしておくと顔にやわらかい立体感がでます。
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11 |
髪に墨を入れる 顔を描く前に髪に墨を入れておくと、顔の表情がはっきりするため、墨にごくわずかの胡粉や水干絵の具をまぜて塗っておきます。 髪の生え際は美人画にとって特に重要なので慎重にぼかします。
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顔を描く ハッチングという細線を重ねる技法で顔の立体感を出したり生え際を自然な肌色にした後、目鼻、唇を描きます。薄ぬりを重ねてだんだん濃くしていくと柔らかい表情が出ます。
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髪を描く 髪を仕上げます。顔と髪のバランスを見ながら交互に描いて仕上げます。 やはり生え際の自然さを出すのがむずかしく、少し気を抜くと鬘をつけたようになってしまったり、額がだんだん狭くなってしまったり・・・怖い作業です。
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着物、帯などの地色をぬる 後から入る柄との色のバランスを考えながら、すべての部分に色が入るようにぬります。
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着物、帯の柄を描く 時代や身分、年齢による着物の柄の違い、織りや染めや刺繍などの違いに気をつけながら柄を描いていくのはとても楽しい作業です。 特に鹿の子の文様が入ると、とたんに江戸の女の子らしい風情が出てきます。 |
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細部を描く かんざし、髪飾り、帯揚げ、持ち物など細かい部分を描きます。案外手間のかかる作業です。
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仕上げの線を入れる 顔の場合は白(胡粉)に肌色と薄墨を混ぜた色、赤い襦袢は赤に中墨を混ぜた色。緑の着物は緑に中墨を混ぜた色・・・など彩度と明度を落とした色で輪郭線を入れると、それまで平板だった絵がくっきりと引き締まってきます。
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表具店で裏打ち~額装 木枠から絹を丁寧にはずし、細かいほこりを取って裏打ちに出す準備をします。
そのままだとぺらぺらの絹に、裏から和紙を張る作業が裏打ちです。美術表装を扱う表具店に依頼します。
※掛け軸にすることもできます。
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落款をいれる 裏打ち後の絵にマットによるトリミングのバランスを考慮して雅号をいれ印を押します。
※額装で裏面を「はめごろし」に仕上げる場合は裏打ち額装を依頼する前に落款を入れておくか、裏打ち後にいったん引き取って入れます。
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共シールに画名、落款を入れ額の裏面、箱に貼る 制作年、絵のタイトル、作家名を入れ、印を押した共シールを額裏面と箱に貼ります。
※額装依頼時に共シールを渡して貼ってもらう事もあります。
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