歌舞伎連作「黒塚-くろづか」P30号仮縁入右双左双2枚セット [ka221126-001]
商品詳細
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年月を超えて引き継がれ改変されてきた歌舞伎の演目に、現代人の感性に響くせつなさを感じてよく絵にします。「狂うとは全てを取っ払って無邪気に自由になる事なのか••」との感想を持った4代目市川猿之助襲名興行での舞踊シーンが、この絵のきっかけ。絵巻風にしたくて右▶左の2枚で描きました。
◆右隻 「あなうれしやのう」
「黒塚」のヒロインの老女は、平安時代父の流罪に伴い夫に捨てられ、東北の地に独り取り残された都人。凄まじい孤独の中、安達ヶ原で鬼と化し人を喰らって生き延びてきた女は、偶然宿を求めた高僧の「仏に縋ればどんな罪人も救われる」の言葉に希望を見出し、童女のように手踊りして喜びを噛みしめます。
◆左咳 「いとあさましき」
囲炉裏に焚べる柴を拾いに出た女の「寝間を覗くな」の言葉にかえって興味をそそられ覗き見した、僧のお供の強力の見たものは••おぞましい死体の山。逃げ出した僧一行の姿を見て怒りに狂い鬼となって追う老女。僧の祈念により如意輪観音菩薩の破魔の白真弓で放たれた矢に射抜かれて調伏された鬼は掻き消え、残るは主のない衣ばかり
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